2016年2月11日(木)「有害鳥獣(イノシシ等)対策」は?

2016.2.10 自主防衛された防護柵イノシシ等の有害鳥獣被害は、農業被害はもとより生活環境被害が市内の広範囲にわたり発生している。平成26年度の被害相談件数は年間約800件にものぼり、その約半数以上が生活環境被害相談となっている。稲佐山のふもとに位置する大浜町の全域にイノシシが出没し、道路上に飛び出し車等への激突による事故も発生し、町内会や行政への相談が相次いでいる。大浜町内にある「西くるみ幼稚園」の園内にも、昼間にイノシシが現れたとのことで、子ども達に被害があってはならずと、急きょ昨日(10日)行政や夢ファームの担当者とイノシシの侵入路など現地調査を行った。幼稚園側は、自主防衛策として防御棚を設置し、子ども達の安全を守っていたが、今後は防御策の無い個所から住宅や道路への出没も考えられる。

2016.2.10 イノシシが出没する山林担当者によれば、有害鳥獣(イノシシ、シカ、カラス等)の被害を減らすための特効薬は無いとのことであるが、野生鳥獣の嫌がる環境をつくる!(棲み分け対策)、自宅敷地や菜園を効果的に囲う!(防護対策)、適切な捕獲を行う!(捕獲対策)を行うことで確実に被害を軽減することが出来るとのこと。現在、長崎市においては、有害鳥獣被害対策を地域住民が連携して取り組むことで、さらなる被害軽減の効果が得られることから、地域ぐるみの取り組みが進められている。地域で出来る取り組みは、集会等の際に有害鳥獣の生態等の基礎知識、性質や被害発生の原因など効果的な対策の「説明会」を開催し、イノシシ等の行動を知ることから被害軽減に努める必要がある。今後、町内会でも「説明会」の開催を検討する必要がある。有害鳥獣の相談は、長崎市有害鳥獣相談センター「ながさき夢ファーム(四杖町)」、電話095-841-0477にお問い合わせ下さい。

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