長崎市議会は、さる2月13日(金)「議会運営委員会」が開催されましたので、平成27年度当初予算案の主な概要について掲載します。先ず、現西工場の老朽化に伴い、高効率のごみ発電が可能な新西工場の建設が行なわれ、事業期間は平成25年度から28年度、全体事業費は82億1,242万2千円、供用開始は平成28年10月予定の新西工場建設事業費に53億8,420万円。新規事業として、九州新幹線西九州ルートのトンネル工事に伴う発生土を活用して、製造業や情報サービス業などの企業誘致へ向けた企業立地用地の整備費7億6,700万円が計上され、田中町の卸団地横で開発面積15㌶(分譲面積3.8㌶)の造成工事(平成27年度から31年度)が予定されている。文化財保存関連では、国指定重要文化財旧長崎英国領事館の保存修理・耐震補強を行う整備事業費1億5,000万円(総事業費32億6,600万円)、国指定重要文化財旧グラバー住宅の耐震診断(地盤調査、構造補強)に1,080万円など計上されている。
次に、長崎駅周辺整備関連では、九州新幹線西九州ルート建設費の長崎市負担金2億966万円、国際文化観光都市長崎の玄関口にふさわしい都市拠点の形成を目的とした長崎駅周辺地区の土地区画整理事業費3億6,810万円、土地区画整理事業施行区域外の都市計画道路(長崎駅中央通り線)の整備事業費2億1,670万円、長崎県が行うJR長崎本線連続立体交差事業に対する負担金7億5,850万円、長崎駅周辺の交通の円滑化を図るため旭大橋東口交差点から中央郵便局横に通じる本路線の拡幅整備する、大黒町恵美須町線の建物調査費3,100万円が計上されている。新規の都市計画街路整備事業では、銅座地区の賑わいの再生や防災性の向上、慢性的な交通渋滞の解消を図るため、魅力のあるプロムナードを整備する、銅座町松が枝町線(銅座工区)の建物調査、測量、建物解体工事等の整備事業費1億500万円が計上され、明日20日(金)開会の定例本会議で上程される。