地球の公転周期が365日より数時間だけ長いことに基づく微調整で、今年の暦は2月2日が節分、2月3日が立春という。節分祭は、2日・3日各地域の神社で執り行われ、大浜町内においても青年団が2日16時から各家庭を訪れ「鬼は外、福は内」の掛け声とともに豆まきが行われた。昨日(3日)は、釛山恵美須神社において1年間の無病息災、家内安全や地域の繁盛など祈願した。節分とは、本来は節(季節)の分かれ目の日のことで、もともとは立春・立夏・立秋・立冬の前日は、すべて節分と言われ、現在は春の始まりを告げる立春の前日をさすようになった。立春は季節の指標である「二十四節気」のひとつ、24ある節気1番目で、昔から季節の変わり目には邪気が生じると信じられ、穀物の霊が宿るとされる大豆をまいて厄払いがされている。
立春はおとずれたものの、まだまだ寒さはこれから、日本列島上空には冬型の気圧配置も強まって、上空には今季一番の強い寒気が流れ込む影響で、県内は断続的に雪が降り大雪の予報も出ている。釛山恵美須神社(飽の浦町)では、10数年前に地元企業の代表より「地域の元気をとりもどすため豆まきをやろう」との声があがり、地元企業の支援を受けて3日18時から節分祭が執り行われた。境内には、菱重ファシリティー&プロパティ―ズ、不動技研、平井技研、長崎三菱信用組合、三菱重工パートナー企業関係者ら約100名が集い、地域・地元企業の年男・年女らが賑やかな雰囲気のなかで豆まきが行われた。企業の社員らも節分祭のお手伝いをし、参拝者らに「ぜんざい」を振る舞い、企業の地域社会貢献活動の一端を垣間見た。