長崎県市議会議長会(毎熊政直会長)は、8月19日(水)14時から南島原市ありえコレジョホールにおいて、県内13市の市議会議員約170名が集い「平成27年度長崎県市議会議長会議員研修会」を開催した。開会冒頭、毎熊会長より「人口減少対策など地方創生に向けて地域にあった地方版総合戦略をつくろう。研修会を通じて自己研鑚に努め議会活動の一助にしよう」、開催市の中村南島原市議会議長より「合併から10年地方議会の充実・強化を図ろう。地域と住民が協力して道路の整備、交通アクセスの充実に努めていく」など、主催者挨拶と歓迎の言葉が述べられた。
講演では、本橋謙治氏(全国市議会議長会調査広報部副本部長)から「政策提言等が求められている議会のあり方について」の演題で、議案の提出等による議会の政策提言の状況、議案の提出以外の方法による議会の政策提言、議会の政策提言のために必要なものについて聴講した。議会の政策条例等の議案別提出件数は、平成25年1月1日~12月31日時点の調査で、市長提出による議案別件数98,869件(全市812市)、議員提出による議案別件数9,788件(全市812市)となっている。執行権のある市長提出件数が多いのは当然であるが、議員として政策実現のため議会の提案権・修正権を行使する必要がある。また、議案提出以外による一般質問での質疑、所管事務調査等による質疑など、議会の政策提言の手順について学んだ。