核兵器禁止平和建設国民会議(核禁会議)は、今日8日(木)12時45分から長崎原爆資料館ホール(平野町)において、「2013核禁会議長崎集会」を開催しました。開会挨拶の後、原爆被爆によって7万4千余名の御霊に対し黙とうを捧げ、核禁会議長崎松尾敬一議長より「核兵器廃絶が進展するよう結集しなければならない。核禁会議結成50周年に植樹した”山桃の樹“にも実がなったので、機会があったら是非見てほしい。今後とも核禁会議は、核兵器廃絶の取り組み、被爆者への支援活動、原子力の平和利用の推進を進める」、核禁会議本部を代表して落合清四議長代行、支援組織を代表して種丘副議長(電力総連会長)、田上長崎市長、高木衆議員よりそれぞれ挨拶がありました。
また、1961年(昭和36年)からこん日まで多くの皆様方のご協力により14億円を超えるカンパが寄せられ、本年も原爆祈念日を迎えるにあたり、長崎原子爆弾被爆者対策協議会、恵みの丘原爆ホームなど原爆被爆者救援団体(11団体)へ医療器具や活動助成金の贈呈が行なわれました。その後、核禁会議理事谷口悦史氏(早稲田大学教授)より「核兵器廃絶への道すじ」のテーマのもと、世界に約18,000発の核兵器がある、2020年までに1,500発まで削減する事を守ってほしいとの講演がありました。核禁会議長崎は、昭和37年4月に結成され51周年を迎えるなか、「いかなる国のいかなる理由による核兵器もゆるさない」という結成以来の思いを再確認し、国の内外に強力に発信しようとのアピールを採択しました。