(仮称)福田小学校区コミュニティ連絡協議会設立準備委員会(田中洋一委員長)は、11月23日(金)10時から福田小学校体育館において関係団体から約60名参加のもと「第4回福田小学校区コミュニティワークショップ」を開催した。長崎市では、人口減少、少子高齢化など地域を取り巻く環境が大きく変わるなか、これからも暮らしやすいまちにしていくために、地域コミュニティのしくみづくりなど、地域を支える仕組みについて小学校単位や連合自治会などへ出向き説明会を行っている。福田小学校区においても準備委員会を立ち上げ、福田地区の「まちづくり計画書の策定」に向け、協議を進めその一環として第4回目のワークショップ(話合い)を行った。
まちづくりを考えるときのキーワードは「地域」で、地域の力を高めるために地域内の「連携」、暮らしやすい地域を実現していくための「しくみ」づくりで、行政も「人」、「拠点」、「資金」の面から支援するとしている。ワークショップ(話合い)では、10月21日に開催した福田4地区(大浜、小浦、福田本町、小江地区)のまち歩きで「大切にしたいところ」、「心配なところ」など、各グループで出た意見をそれぞれ振り返り、福田の全体目標についてみんなで考えた。「10年後の福田の目指す姿(キャッチコピー)を考えよう!」では、老いも若きも手をつなぎ未来へはばたく福田(~福いっぱい福のまち~)、海だ!山だ!福だ!(歴史と自然のまち)など多岐にわたるキャッチコピーが出た。
キャッチコピー発表後、これまで出てきた課題や意見などを分野別(自然環境・防災、歴史・伝統、きずな、交通、生活環境)に、「各分野の各テーマの中で、一番の問題点を探してみよう」のもと話合いが行われた。例えば、歴史・伝統分野では、ペーロンに興味・理解のない人が多い!その理由は地元以外の人が増えた、若い人が減って高齢者が多くなった。きずな分野では、三世代の交流の場が必要、地域全体での子育てが必要など多くの意見が出た。今後、10年後の各分野の目指す姿を整理しながら取りまとめを行い、まちづくり計画書の策定に活かす必要がある。次回のワークショップは、来年2月9日(土)10時から福田小学校体育館で、計画書の骨子案をみんなで確認することにしている。