長崎県市議会議長会は、8月24日(金)14時から対馬市交流センターにおいて約150名が参加するなか「市議会議長会議員研修会」を開催、長崎市議会を7時に出発、長崎空港からプロペラ機(ORC51便、39人乗り)に乗り込み対馬空港に向かった。初めて訪れる対馬は、島の地形が標高200m~300mの山々が海岸まで続き、平地が少なく場所によっては断崖絶壁もあり、大小幾つもの入江と島々が複雑に入り込んだリアス式海岸となっている。九州最北端の対馬、本土から132㌔、韓国まで49.5㌔という国境の島、古来より大陸との中継地として重要な役割を果たし、日本文化のルーツを知る歴史遺産が多いとの説明があった。
研修会前に万松院(対馬藩主宗家墓所)を視察、万松院(ばんしょういん)は、対馬市厳原町国分にある天台宗の寺で国の史跡に指定され、対馬藩宗氏の菩提寺であり、歴代藩主や正室、側室・一族のりっぱな墓石が並んでいました。本堂には、万松精舎の額(後水尾天皇第三皇女鏡の宮の書)、朝鮮国王よりは墓前に寄贈された三具足、徳川歴代将軍のお位牌が安置されていました。鎖国時代海外への窓口は、一般的に長崎(出島)と思われているが、朝鮮通信使は厳原を経て藩主の先導で江戸に向かうなど、大陸(朝鮮)との文化、貿易の窓口として栄えた往時が偲ばれました。(写真は、長崎県指定天然記念物、樹齢1,200年といわれる万松院の大杉の前で撮影してもらいました)