昨日に続き、私の一般質問の概要を掲載する。質問:「地域コミュニティについて」の地域コミュニティのしくみづくりは?答弁:長崎市は、10年後、20年後を見据え、住民の皆様が安全・安心に暮らすことが出来るよう、「地域に必要なことを地域で決めて実行する地域」、具体的には「まちの目指す姿がある地域」「地域の問題を発見する目がある地域」「問題を解決しくみがある地域」「住民同士のつながりがある地域」を目指す地域の姿として、地域コミュニティの新しいしくみを提案している。その内容は、地域を代表する組織として(仮称)地域コミュニティ連絡会議を設立して、長崎市が「人」「拠点」「資金」の3つの視点で応援するしくみを検討している。このしくみの素案は、4月から6月までの間、市内17ブロックで説明会を開催し地域の様々な団体から1.127人に参加いただき、8月31日時点ではすべての連合自治会長への説明が終わっている。
小学校区ごとの説明会は、全69の小学校区のうち23の小学校区で開催、連合自治会を含む各種団体から703人の方が参加し、未実施の校区は今後とも地域行事を勘案しながら説明会を実施する。これまでの主な質疑は、「青少年育成協議会や社会福祉協議会地区支部のようなネットワーク型の団体との関係はどうなるのか」「必要性は感じるものの担い手の不足が不足しており協議会の設立は難しいのではないか」「交付金の交付までの流れはどうなのか」等の質問や意見を頂いている。このしくみづくりは、地域の方々のご意見を十分にお聴きし、今年度中に制度を固めて行きたい。設立にあたっては、各地域の実情に合わせた形で取り組み、地域の様々な団体が連携して課題を解決するための活動を財政的に支援するものとして交付金制度を検討している。この制度については、単年度のものでなく継続的なものと考えているとの見解が示された。