長崎市は、昨日9日(木)10時35分から平和公園(松山町)において「被爆67周年長崎原爆犠牲者慰霊平和祈念式典」が営まれ、原爆で亡くなった皆様のご冥福をお祈りするとともに核兵器廃絶に向けての誓いを新たにしました。田上市長は、平和宣言で「原爆の残虐性と核兵器の非人道性を訴え、核兵器禁止条約の締結や北東アジア非核兵器地帯の創設を提示、放射能に脅かされることのない社会構築のため新しいエネルギー政策の目標と明確な具体策を示してほしい」と政府に求めました。
式典には、野田首相をはじめ各与野党の代表、遺族や被爆者、42カ国の政府代表者らが参列、野田首相より「核兵器のない世界を目指し、行動する情熱・市民の活動を、世界中に広めていく事が唯一の被爆国としての責務である」との挨拶がありました。被爆者代表として中島正徳さんより「いかなる国の核兵器を廃絶し、戦争のない平和な社会を目指して命の限り訴え続ける」との平和への誓いが述べられました。原爆の犠牲となられた多くの御霊のご冥福を祈念致します。(原爆死没者名簿登録者数は、平成24年8月9日現在158,754人)