長崎市は、昨日23日(水)10時から18銀行・NBCグランド(戸石町)において行政関係・各諸団体など約1800名が参加するなか「平成24年度長崎市総合防災訓練」を実施しました。防災訓練は、地震、大雨等の災害発生に対し、迅速かつ的確な防災活動を実施するため防災技術の錬磨および防災関係機関の緊密な連携を図るとともに、市民の防災意識の高揚に努めることを目的に開催されています。
主な内容は、医療救護所設置及び対応訓練・非常食炊き出し訓練、避難誘導訓練・倒壊建物からの救出訓練、土砂災害からの救出訓練など全体で28項目の訓練が行なわれ、記録写真展示・地震体験車両展示コーナーが設置されていました。非常食炊き出し訓練では、家屋に等に被害を受けライフラインが途絶え、被災住民が食事をする事が出来ない事を想定し、赤十字奉仕団・市民リーダー、その他関係機関がガス協会からガスの提供を受け、非常食の炊き出しを行なっていました。
記録写真展示コーナーでは、東日本大震災などの状況の写真、長崎市が撮影した被害写真のほか、国土交通省緊急災害対策派遣隊活動パネルの展示、7.23長崎大水害の記録写真も展示され、30年前の自然災害の怖さと風化防止の必要性を痛感いたしました。地震体験車両展示コーナーでは、地元の婦人防火クラブ・地元の小学生が地震体験車に乗って、震度5程度の地震の揺れの怖さを体験していました。