連合・原水禁・核禁会議の3団体は、8月7日(日)15時30分から長崎県立総合体育館・メインアリーナにおいて国内・海外から約4,500名が集うなか「核兵器廃絶2012平和ナガサキ大会」を開催しました。連合の南雲事務局長より「連合のエネルギー政策について、中期・長期における原子力依存度を減らす方向で現在検討している。核兵器廃絶と恒久平和の実現を目指し、多くの非政府組織(NGO)とも連携して職場や地域で粘り強く取り組む」、国際労働組合総連合(ITUC)人権・労働組合権局スティーブン・べネディクト局長より「恐怖を生き抜いた先人達の勇気に身が引き締まる、人類・次の世代のためより良い安全な未来を作ることをあきらめてはいけない」、来賓挨拶では中村県知事・田上市長より歓迎と連帯の挨拶がありました。
大会では、被爆者の訴えについて中島正徳氏(長崎県被爆者手帳友愛会会長)より「15歳の時被爆し親兄弟を亡くした、命が続く限り核兵器廃絶と世界平和を訴える」、平和ヒロシマ代表団よりピースメッセージ、高校生平和大使の報告と2012年高校生平和大使の決意など「戦争の悲惨さと平和の大切さ」が述べられ、幅広い平和運動の構築と次世代への継承、被爆地長崎から「核兵器廃絶と世界恒久平和」を全世界に発信しました。ナガサキからの平和アピールでは、「核兵器廃絶」に向けて「包括的核実験禁止条約」の発効促進、被爆者支援の働きかけ、平和市長会議が提唱する「2020ビジョン」の実現など、核兵器廃絶の具体的進展に向けた積極的役割を果たし、被爆者施策の充実を求める事を採択しました。