2012年5月25日(金)長崎市総合防災訓練(その2)!

防災ヘリによる上空からの視察及び避難勧告発令訓練昨日に引き続き、総合防災訓練の一部を紹介します。「上空からの視察及び避難勧告発令訓練」は、市長が応援要請した県防災ヘリに搭乗し被害状況を確認する事を想定し、被害状況を確認後、被害が甚大な地区の住民に対して避難勧告を発令し対応を指示する。着陸後防災車で被害を視察した後、現地式本部で被害状況を確認する訓練が行なわれました。「初期消火訓練」では、民家火災が発生し延焼する恐れがある事を想定し、火災を知って駆け付けた地元住民や通りがかった者が消火器により初期消火の訓練が実施されました。(参加者は地元自治会、市民防災リーダーなど)

土砂災害からの救出訓練また、「土砂災害からの救出訓練」では、豪雨と地震による山崩れにより、押しつぶされた家屋に多数の要救助者が取り残され救助を求めている事を想定し実施されました。短時間のうちに集中して降る雨、1時間に20mmまたは降り始めからの雨量が100mmを越すと土砂災害に注意願います。こんな時は特に要注意、①鳴り、木立の裂ける音・ドンという音がする、川の水が急激に減り始める時は「土石流の前ぶれ」、②小石がパラパラと落ちてくる、がけに裂け目ができる、がけから水が沸いてくる時は「斜面崩壊の前ぶれ」で、十分な注意が必要です。

訓練終了式(市長の講評)総合防災訓練では、大雨による土砂災害を想定した避難誘導訓練、埋没車両からの救出訓練、配電線路の被害復旧及び送電状況広報訓練、長距離送水及び放水訓練などが行なわれ、訓練に参加した地元の戸石小学校校区自治会連合会、戸石小学校の児童・防災関係機関の皆様の連携により、防災・減災対策に対する、市民の意識高揚が図られたと思います。訓練終了式では、田上市長より「訓練にご協力頂いた関係機関に対するお礼。長崎大水害から30周年を迎え大水害の体験のない人が増えている、いつ災害が発生するか分からないので各地域・各家庭で十分話し合ってほしい」との講評がありました。

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