長崎の稼動遺産を考える会(橋本希俊代表)・「九州・山口の近代化産業遺産群」世界遺産登録推進協議会は、昨日15日(水)15時よりANAクラウンプラザホテル長崎グラバーヒルにおいて約100名が参加するなか近代化産業遺産「世界遺産セミナー」を開催しました。近代化産業遺産群は、7県12市の30ヶ所で構成し、長崎市関係では小菅修船場跡、三菱長崎造船所関連施設、高島炭鉱、端島炭鉱、旧グラバー住宅が世界遺産登録に向けて、暫定リスト記載の国内候補になっています。
昨日の講師は、ニール・コソン卿(イングリッシュ・ヘリテージ前総裁)より世界遺産登録の考え方、加藤康子氏(世界遺産登録推進協議会コーディネーター)より世界遺産登録へ向けた取り組み状況、長谷川貴彦氏(内閣官房地域活性化東郷事務局企画官)より稼働中の産業遺産を含む案件の保全方策等について、ヘレン・ラードナー氏(オーストラリア建築家・ディレクター)より保全管理計画、ジェーン・ハリントン氏(オーストラリア・ポートアーサー史跡管理局ディレクター)よりオーストラリアの世界遺産についてそれぞれ講演がありました。また、後日概要について報告します。