長崎市は、5月21日(土)から6月12日(日)までの期間、眼鏡橋(中島川)周辺やシールト記念館、出島、グラバー園などで「ながさき紫陽花(あじさい)まつり」を開催している。長崎市の花「あじさい」は、出島のオランダ商館医シーボルトのお気に入りの花で、愛妻お滝さんの名前にちなんで「オタクサ」という学名を付け、欧州に伝えた事でも知られている。期間中、各会場にはあじさい約4,000株の色とりどりの紫陽花を鑑賞する事が出来る。眼鏡橋周辺では、ピンク・青紫色、赤色などの「アジサイ」の花がきれいに並べられ、観光客・市民らが訪れていた。先日、語る会の後、眼鏡橋周辺を散策したが、夜のあじさいも風情があった。
次に、オバマ米大統領は5月27日、被爆地広島の平和公園を訪れ、原爆慰霊碑に献花、被爆者を含む全ての戦争犠牲者を追悼した。「核兵器なき世界」を訴えたプラハ演説から7年余り、現職米大統領の広島訪問は初めて。オバマ大統領は、「71年前原爆の投下で世界は変わった。われわれは歴史を直視する責任を共有している。広島は真実を教え8月6日の記憶は風化させてはならない。戦争についての考えを改め紛争を阻止する努力が必要。核兵器なき世界を追求する勇気を持たなければならない」との所感が述べられた。テレビ各社は広島から生中継され、大統領自ら被爆の実相に触れ「核兵器なき世界」を発信した。核廃絶と恒久平和に向けた具体的取り組みを期待する。