長崎県原子力平和利用研究会議は、7月23日(土)9時30分から長崎電気ビルにおいて「長崎県原子力平和利用研究会議第23回総会」及び「原子力発電の現状と九州電力における地震・津波対策について」特別講演会を開催しました。この原子力平和利用研究会議は、地球環境の保全と資源・エネルギーの選択、ならびに原子力の平和利用等について提言・研究を行い、国際社会における日本の役割とわが国の産業・経済の発展に質し、国民の生活の向上を図ることを目的としています。
総会では、活動報告・活動方針・予算・役員選出を行い、議長には県議会議員「高比良末男氏」が選出されました。講演会では、中牟田康(九電㈱原子力発電本部設備管理G)氏より、電力安定供給に向けた取り組み、再生可能エネルギーへの取り組み、原子力発電と放射線、九電㈱の地震・津波対策等について聴講しました。3月11日の東日本大震災による福島原発事故発生以降、国のエネルギー政策が問われているなか、原発事故の早期収束に向けお互い知恵を絞りあいこの危機を乗り切り、新しいエネルギー政策の方向性を見出してもらいたい。