長崎県戦没者慰霊奉賛会長崎支部(中村利夫支部長)は、昨日1日(月)14時から長崎公会堂において遺族会・連合自治会長、民生委員地区会長・援護関係団体など約500名が出席するなか、「長崎市戦没者追悼式」がおごそかに執り行われた。式典開始前に、長崎市在住の松林清風氏による「島原の子守唄」「長崎の鐘」など尺八の音に故郷を想う御霊に対しての追悼演奏が行われた。
追悼式では、中村支部長より「終戦から65年、尊い命を捧げた事は忘れえぬ、深い苦難を乗り越え今日の発展がある事を後世に引き継がねばならない」との式辞があった。来賓からは、「祖国を想い、家族を守るため国難に殉じられたご遺族を想えば戦争を繰り返してはならない」との追悼の言葉が述べられた。戦後65年、悲惨な戦争の教訓を忘れることなく、平和な世界の実現を願い祭壇に向かって献花した。