
「暑さ寒さも彼岸まで」、春の彼岸を迎える中、日程を調整しつつ久方振りに、ふるさと雲仙市への墓参りに出かけた。生まれ育った「雲仙市のお墓参り」、長崎市からは2時間以内で移動できる距離ではあるが、三菱長崎造船所に入所以来54年を経過し、年月を重ねるたびに往来の頻度が少なくなってきた。墓地は小高い丘に有り、その周辺にはジャガイモが植え付けられ、ふるさとの原風景は変わっていない。しかしながら、時代の流れとともに世代交代や、生活道路・農道などの整備も進み、集落の形も少しずつ変わって来ている。墓参りの際のパターンは、千々岩町の六兵衛茶屋に立ち寄り「六兵衛(ろくべえ)」を食した。

六兵衛の起こりは、約220年前の江戸時代に、島原での飢饉を乗り切るため、深江村の名主・六兵衛がサツマイモの保存食を活用して考案したのがはじまりと伝えられている。小麦が乏しい時代・土地の知恵から生まれた麺は、やがて各家庭や食堂、学校給食にも広がり、いまも地域の食文化として受け継がれているという。小浜温泉や雲仙温泉の行き帰りの際、立ち寄ってみては如何ですか。桜の開花も聞こえてくる頃、早いところでは山桜も開花、六兵衛茶屋の桜(ソメイヨシノ)も花開き、来場者を迎えてくれていた。長崎の桜の開花は、3月23日頃と予想され、3月末に満開を迎えるという。


