踊り町の先頭に入ってくるのが「傘鉾」であり、町のプラカードの役目を果たす。傘鉾には、趣向を凝らした様々な装飾が施されており、重さは約130~150kgで、心棒の最下部には、一文銭を2,500枚から3,000枚を結わえ付け、上下のバランスをとるようにされているとか・・・・踊場を練り歩く傘鉾は壮観なものがある。10月7日6つの踊町の傘鉾が練り歩く、傘鉾パレードには姉妹都市セントポール市訪問団の市長表敬のため、観ることが出来なかった。長崎人は、笛と太鼓のシャギリの音を聞くと、心はときめき仕事も手につかないとか・・・諏訪の森、各踊場にはシャギリの音が響き、各踊町の関係者は諏訪神社・中央公園・お旅所での奉納踊りや庭先回りなど多忙なスケジュールを消化している。
次に、諏訪神社に祭られる諏訪、住吉、森崎のみこし3基が仮宮のお旅所(元船町)を、きのう中日(8日)の夕方に参拝した。大波止周辺は、家族連れやカップル外国人も多く見受けられ、それぞれの出店の前には行列が出来、特に梅ヶ枝餅の店舗では長い行列が出来て大盛況であった。お旅所前では、タイミングよく q諏訪神社(上西山町)の御鎮座400年を奉祝し、「上五島神楽」の特別奉納が行われていた。国重要無形民俗文化財に指定されている「五島神楽」を構成する上五島神楽は島民の信仰のよりどころとして400年以上守り継がれているという。獅子舞では、4頭の獅子と2体の天狗が狂喜乱舞し、会場は大いに盛り上がり「モッテコーイ」「モッテコーイ」に応えていた。