2025年8月25日(月)「平和イベント」!

8月23日現地における行動イベント関連について掲載する。先ずは、午前10時からセントポール市のダウンタウンに建つ、ミネソタ歴史センター(ヒストリーセンター)において鈴木市長の講演、子どもゆめ体験被爆紙芝居披露、原爆ポスター展、キッズゲルニカ展示の平和イベントに参加した。鈴木市長の講演概要は、80年前の広島・長崎の一発の原子爆弾投下は、非人道的なものであった。父母の被爆の状況、かろうじて生き残った被爆者の皆さんの肉体的な苦痛、差別や偏見などの精神的な苦痛を味わい、痛ましい体験を語り、核兵器のない世界の実現を訴え続けてきた。日本原水爆被害者団体協議会がノーベル平和賞を受賞した。被爆の実相を伝えるための準備、原爆資料館展示内容の見直し、平和を発信する人材育成、平和の文化の醸成についてなどの講話があった。

次に、田川博康さんの被爆体験記「あの日8月9日そして、これから」を紙芝居形式で、子ども夢体験者16人による英語スピーチがあった。被爆体験者は、当時、新興善国民学校の6年生、轟音とともに目の前がだいだい色に染まり、爆風とともに小さなガラス片や、ふすまや障子などが飛んできた。爆発の数時間後には黒い煙が上がり、黒い煙の中に太陽が見える異様さであった。浦上の消滅の話、両親を助けにいかなければの思い、交通機関の壊滅、自分の家族を助けるために必死で歩いた。怪我を負った父親を臨時救護所で治療してもらったが、3日後に息を引き取り、悲しいとか辛いという思いを感じる余裕さえなく、そして母親も数日後になくなった。原爆の放射線の影響からか、若い頃から身体のあちらこちらに異常が現れ、手術で入退院を繰り返してきた、80年前の被爆実相が語られた。

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