福田地区自治会連合会(喜多洋子会長)は、6月8日(日)9時から福田ヨットハーバーにおいて「令和7年度福田地区ペーロン大会」を開催、9時40分から4地区(柿泊・大浜・本町・小浦)によるペーロン競漕が行われた。会場には、国会・県会・市会議員、鈴木市長、各自治会長らが激励と応援に駆け付けてくれた。開会式では、幹事自治会(大浜町自治会)の松本会長より「福田地区の伝統行事であるペーロン大会を通じて、地域の絆づくり、親睦・交流を図るとともに次世代へ継承しよう」との挨拶があった。各地域の青年団を中心に約120人が、太鼓やドラのリズムにあわせて力強いかいさばきを魅せ、白熱したレースを展開した。成績は柿泊チームが優勝、準優勝は大浜チーム、3位は本町チーム、4位は小浦チームとなった。
福田地区のペーロンは、永禄5年(1562年)福田浦に停泊中の明船乗組員が大村藩主大村純忠に貿易を願い出ていた間に、小船を下ろして舳部に龍首を飾り、競漕したのが福田ペーロンの起こりと伝えられている。昔は三ヶ浦(福田浦、小江浦、手熊浦)七部落が伊王島から福田浦まで三里の海上を競漕し、大いに賑わったと語り継がれ、福田地区青年団の皆さんが地域の伝統行事を引き継いで来た。少子・高齢化の進展など諸般の事情もあって、福田地区自治会連合会に引き継がれ、「福田地区ペーロン大会」となっている。大浜チームは、自治会役員・ペーロン保存会、選手の皆様がペーロン小屋に集合、ペーロン船を下ろして大会に臨み健闘した。また、ペーロン大会の中で、福田小学校区コミュニティ連絡協議会では「体験ペーロン」を開き、大会を盛り上げてくれた。