瀬の脇親交会(飽の浦町)は、1月20日(金)17時から釛山(こがねやま)恵美須神社において「初えびす祭」を執り行った。この神社は、もともと対岸の恵美須町(現在の中央郵便局~旧NBC付近)にあったものを江戸初期にこの場所に移されたもので、寛永10年(1633年)瀬の脇に祠を建て、享保元年(1715年)初代神官、柳木内膳が五か所商人(江戸・京都・大阪・境・長崎)から寄進を受けて境内を拡張し、神社として体制を整え今日まで引き継がれているという。恵美須神社創建から390年を迎えるなか、地元の氏神として五穀豊穣(ほうじょう)から商売繁盛、海の守り神など先祖代々、伝統文化の歴史(精神文化)が継承されている。
昨今は、少子高齢化・自治会会員の減少等により神社存続も危惧されているが、地域の役員・地元企業の世話人等のご支援・ご協力を受けながら伝統行事が守られている。令和5年は「釛山恵美須神社390年大祭」の記念すべき年であるが、コロナ禍の状況にあり、老朽化した設備の改修や飾り物(神社幕、しめ縄等)の新調などを記念事業として検討されている。2月の節分祭は、コロナ禍の兆しが未だ見えておらず、役員・総代・世話人だけで神事のみを執り行う予定という。