大浜町自治会は、10月6日9時に町内の林橋付近に集合し、中村勝文氏(福田本町)を招き、昨年に続き「福田の歴史散策&バーベキュー」を開催した。今回は、大浜町の山奥(旧地名は大浦郷江川内)に眠る「福田長兵衛墓地」を訪ねた。福田家は1180年定使職になった始祖平兼盛以来、この福田の地を支配し江戸時代においても長崎家に次ぐ大村藩の有力家臣であったという。福田長兵衛は同家24代で500石を給され、馬廻り役を勤め、1736年津波よけとして田子島から崎山まで防潮のため石垣を築き、多くの松を植えたことから、現在は千本松原と呼ばれている。福田長兵衛さんは翌年(1737年)天然痘で没し、徳業を偲び福田千本松原が望める稲佐山の南西山腹に祭られている。
山道はイノシシの影響か?石ころは散乱、滑りやすい状況にあった。福田長兵衛墓地付近から千本松原方面を眺めてみると、木々の成長で海は見えない状態となっていた。お墓参りを終えて下山、足元は滑りやすく慎重に歩き、無事、大浜町公園に着いた。大浜町公園では、公民館で事前段取りをしていた「バーベキュー」も焼き上がり、全員で乾杯し喉を潤した。会場の中には、三菱重工でお世話になった先輩方とも再会し、焼きそば・焼き肉、そして刺身の差し入れもあり杯を重ねた。「井上重久だより」の配布をしなければと思いつつ・・・自治会長として昨日は朝の8時から自治会イベントの出席となった。