2020年10月17日(土)「三菱重工長崎のクレーン」!

ジャイアント・カンチレバークレーンは、1909年(明治42年)に竣工した同型としては日本で初めて建設された電動クレーで、英国アップルピー社製。150㌧の吊り上げ能力を持ち、高さは約62m、アーム部分の長さ約75m、巨大クレーンはタービンなど大型製品を出荷する際に活躍する現役のクレーンである。このクレーンは、三菱重工㈱長崎造船所に設置されており、2015年(平成27年)「明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業」として、世界文化遺産として登録された構成資産の一つである。

次に、私(井上)の出身会社である三菱香焼工場は、造船事業を拡大するため昭和47年に大型タンカー(VLCC)の専用建造工場として建設された。その後、オイルショックに伴う造船不況を乗り越え、タンカーからバルクキャリア、コンテナ船などの建造に移行し、近年では主にLPG運搬船やLNG運搬船などのガス運搬船を連続建造してきた。香焼工場のシンボルであるゴライアスクレーン、600㌧クレーン2基、1,000㌧クレーンを有し、船のブロックを搭載するクレーンとして、工期短縮、業務効率化などに貢献している。海上から見る100万㌧ドッグのゴライアスクレーン、さすがに大きく、素晴らしき光景を再認識した。

三菱重工㈱長崎造船所立神工場の300㌧クレーン

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