平成27年第6回長崎市議会定例会は、11月27日から12月16日までの20日間の日程で開催されました。補正予算の概要は、一般会計の平成26年度決算剰余金を積み立てる財政調整基金、「長崎の教会群とキリスト教関連遺産」の登録推進費など一般会計予算22億6,389万4千円や、特別会計予算1,809万8千円、公営企業会計▲1,867万9千円の総額22億6,331万3千円が上程され可決しました。条例改正では、重要な施策の実施体制を見直すため局制を廃止する「長崎市事務分掌条例の一部を改正する条例」、公の施設の指定管理者の指定など46議案を可決・同意しました。
しかしながら、新病院整備等事業において駐車場建設予定地の雨水渠破損事故による工期の延長等に伴う「地方独立法人長崎市立病院機構中期計画の変更の認可について」は、雨水管破損による責任の所在は依然として不透明であり、「事故原因と対策」「責任の所在を明らかにすること」としての討論を行い、全会一致で否決され、平成26年度一般会計歳入歳出決算は全会一致で不認定となりました。また、職員による不適正な事務処理等が相次いで発生している責任を取り、来年1月から3月分の給与を減額する条例改正(市長20%、副市長10%、上下水道局長5%)、議員提案の「教育現場の実態に即した教職員定数の充実等に関する意見書」、「九州新幹線西九州ルートの整備促進に関する意見書」は可決しました。