2016年6月1日(水)長崎市「観光客2年連続最多」!

2016.1.19 出島長崎市が発表した2015年の観光統計によれば、観光客数は前年より約39万人(6%)多い669万3,800人で、2年連続で過去最多を更新した。その主な要因は、既存の観光施設(グラバー園・出島など)に加え「明治日本の産業革命遺産」の世界文化遺産登録とクルーズ客船の入港増加によるものとしている。クルーズ船の入港は、平成25年39隻、平成26年75隻、平成27年131隻で乗客・乗員数は43万4,500人に達し、このうち中国人の乗客は24万5000人と、全体数を押し上げている。外国人延べ宿泊数は59%増の33万8,282人で、全体の67%がアジアからの旅行者が占め、韓国(9万5千人)、台湾(4万8千人)、中国(4万1千人)の順で多かった。

2016.5.31 コスタ・セレーナ観光消費額は1,368億3,446万円、長崎県内への経済波及効果は2,151億円と算出し、どちらも過去最多としている。観光客1人あたり市内観光消費額は、平均20,442円(729円増)、宿泊客29,604円(1,368円増)、日帰り客13,524円(366円増)で、旅行形態別では個人客数約565万人、団体客数約104万人となっている。交通機関別は、JR134万人(20%)、自動車402万人(60%)、船舶60万人(9%)、航空機71万人(11%)が利用している。長崎市は、2020年(平成32年)の目標を、観光消費額1,600億円、観光客数710万人、観光消費単価22,536円と設定し、長崎独自の歴史・文化等の資源磨き、ビッグデータ等の分析に基づくマーケッティングの推進、受入態勢の整備とおもてなしの充実などの施策を推進する事としている。

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