2024年2月28日(水)「新文化施設市役所跡地へ」!

長崎市議会の会派代表質問は、2月27日から2日間7会派7人の代表質問が始まり、個人質問は2月29日から3月4日の2日間6会派9人が登壇し、市長の政治姿勢、教育行政、まちづくり行政など質疑を交わしている。昨日(27日)は市民クラブを代表して五輪清隆議員が、「新たな文化施設について」質問を行った。鈴木市長は、新たな文化施設の建設地を市役所跡地(桜町)とし、建設や施設運営などで民間資本を活用する手法(PFIなど)の導入を検討する方針を明らかにした。物価高騰による建設費などの大幅な増加が見込まれる中、官民連携により、市の財政負担軽減や文化施設機能に加える地域活性化策につながることを目指す。完成時期は当初の2026年度から遅れる見通しとなる。

鈴木市長は市長就任の昨年6月、駅周辺の賑わいを浜町周辺の「まちなか」に波及させる観点などから、市役所跡地が適切か再考すると表明していた。まちづくりと文化振興に関する付属機関が他の候補地と比べるなどし、市役所跡地が適地であると結論づけた。市長は市役所跡地は、駅周辺とまちなかを結ぶ「極めて重要な場所」とし、「文化施設としての機能に限定せず、それ以外の機能も付加した形での利用を視野に入れる」と述べた。設計費や外構工事などを含まない建設費は、基本計画の策定時点で66億円から69億円としていたが、資材費や人件費などの高騰で大きく増える見込となる。引き続き、代きょう(28日)も会派代表質問が行われる。

タイトルとURLをコピーしました