長崎市議会市民クラブは、1月31日から2月2日の2泊3日の行程で、石垣市・那覇市において「石垣牛ブランド化及び各種ブランド農産品の取り組みについて」「那覇市母子生活支援センター“さくら”について」などの行政視察を行っている。石垣市は、日本の最西端に位置する八重山諸島の主島・石垣島と尖閣諸島などの13の無人島からなり、その面積は229.15㎞、八重山圏域591.9K㎡の約39%、沖縄県全面面積の2,276.6 K㎡の約10%に相当する。気候は平均気温24.5℃、最高気温35.6℃、最低気温は5.9℃、石垣までの距離は東京から1,952㎞で那覇から411㎞、台湾から277㎞に位置しているという。石垣市役所は、旧石垣空港跡地に令和3年11月に完成し、全ての方が利用しやすい、ユニバーサルデザインに配慮した、人にも環境にも優しい新たなランドマークとして機能している。
次に、「石垣牛ブランド化及び各種ブランド農産品の取り組みについて」の概要を掲載する。石垣市の特産品はパインアップル、収穫面積は64ha、収穫量は1,316トンでほぼ推移している。現在、マンゴーのブランド化、かんしょのブランド化、花きのブランド化への取り組みが進められている。但し、雨や台風によって赤土等が海に流れ、海に影響を与える沖縄県全体の環境問題となっているという。畜産では石垣牛のブランドで、国内有数の和牛子牛繁殖地域として位置づけられ、肉用牛をはじめ乳用牛、豚、採卵鶏、山羊等が飼育されており、農業生産額89億5千万円の約70%を占めている。令和5年に人口5万人を達成、「石垣島大BBQまつり」を実施、ギネス世界記録に挑戦し、同時にBBQをした最多人数の2,220 人でギネスを更新したという。夕食は石垣牛を堪能した。