三菱長崎造船所で建造された飛鳥Ⅱ（旧船名：クリスタル・ハーモニー）は、さる1月16日（水）長崎港へ本年初めて入港、横浜からの乗客を長崎で降してドック入りのため佐世保に向かって出港しました。当日は、香焼地区への「職場進出」から帰る途中クルーズ船が寄港しているのを観て、出港の雄姿を見たく先廻りをして、神ノ島地区からシャッターを切りました。飛鳥Ⅱ（5万142トン）は、日本郵船の子会社郵船クルーズが所有・運行しているクルーズ客船で、全長241m、全幅29.6ｍ、乗客数約800名など日本船籍で最大規模の客船です。
昨年（平成24年）、長崎港に寄港したクルーズ客船は、年間で最多の73回、長崎を訪れた人は約12万人で、初めて10万人を超えたと報道（過去最多は平成22年の約8.8万人、寄港回数は平成18年の63回）がされていました。主な要因は、アジアクルーズ最大級の「ボイジャー・オブ・ザ・シーズ（13万7千トン、総員約4900人）」や、韓国発のクルーズ「クラブハーモニー（2万6千トン、約1400人）」の寄港が始まり、ボイジャー号は6回の寄港で約27,000人、クラブハーモニーは年間寄港32回と全体の半分近くを占めているとの事です。今年の入港予定は、日中関係の悪化により見通しが立たないようですが、日本国籍の客船・大型客船の日本人向けクルーズなどの寄港も始まり、昨年並みの寄港を期待するものです。