長崎市消防局は、1月7日10時から出島メッセ長崎及び11時30分から長崎県庁舎そばの防災緑地「おのうえの丘」において消防局職員や各地区消防団員、婦人防火クラブの関係者約1,300人及び市民らが参加するなか「長崎市消防出初式」を執り行った。出島メッセの式典では、鈴木市長より「能登半島地震の災害は予断を許さないが、一日も早い復旧を願うとともに、市民防火組織の皆さんと力を合わせ、災害に強いまちづくりに取り組みたい。地域を支えるには消防団・婦人防火クラブ、地域の皆さんが中心となり安心・安全なまちづくりに協力してほしい」、毎熊市議会議長より「自然災害は日頃からの備えが必要であり、初期対応が重要である。市民の財産・生命を守るため議会としても消防体制の充実に努める」とそれぞれ挨拶があった。
その後、地域の防火、防災に尽力した個人や団体へ、長崎県知事表彰(永年勤続功労章)49名、長崎市長賞(勤続表彰)348名、長崎市長賞(婦人防火クラブ団体表彰)16団体、長崎市長表彰(自衛消防関係)12団体、長崎県消防協会長表彰190名、長崎市消防長表彰などが行なわれた。また、県庁南側道路では、大浦保育園幼年消防クラブの「ちびっこ火消し」、長崎商業高等学校吹奏楽部の「ザ・グレイストショーマン」、11時30分からポンプ車16台、水上艇がサイレンを鳴らし、長崎港に一斉に放水した。新型コロナの「5類」移行に伴い、分列行進及び4年振りに防火パレードも行われた。おのうえの丘では、キッチンカーが並ぶイベントもあり、家族連れの子ども達が足を運んでいた。地域を守る消防団員・関係者皆様の諸活動に敬意を表する。