2023年10月3日(火)「長崎郷土芸能大会」!

長崎郷土芸能保存協議会は、10月1日10時30分から崇福寺前から浜町アーケード、観光通リ、中通リを練り歩き市民会館まで「出演団体のパレード」を行った。長崎郷土芸能大会は、郷土“長崎”の貴重な民俗芸能の保存と顕彰を図り、市民の皆様の伝統芸能に対する関心と理解を深める目的で開かれ46回目の開催となる。保存協議会加盟団体は、三重地区、式見地区、深堀地区など13地区の50団体が加盟し、今年は「長崎シャギリ保存会(長崎県指定無形民族文化財)」、「中尾獅子浮立と唐子踊保存会(長崎県指定無形民族文化財)」、「高島鼓響塾(姫大蛇)」、「式見女角力保存会」、「長崎女子高等学校龍踊部(特別出演)」の5団体250名超が出演した。

市民体育館でのトップバッターは“シャギリ“で、長崎くんちの各町奉納踊りに付属する囃子として、市民の耳に焼き付いており、道中の際に演奏されている「八橋」は、シャギリ保存会だけに伝承されている。中尾獅子浮立と唐子踊は、東長崎中尾地区に伝わる、中国華南地方の影響を受けた獅子頭、獅子胴が特徴で、長崎の古い芸能の一つである。姫大蛇は、高島町の「高島記」に記されて伝説「蛇谷」をアレンジし、民俗芸能として伝承されており、2匹の大蛇の迫力ある舞と、姫と武士の優雅な剣舞が披露された。式見の女角力では、横綱の土俵入り、相撲甚句、弓取りなど。ラストは、特別出演の長崎女子高等学校龍踊部の「龍踊」、今年で創部20年を迎え、龍踊史上初めて女性のみでの挑戦を続け、2体の赤色で来場された皆さんを魅了した。モッテコーイ!モッテコーイ!の声が、会場全体に響いていた。

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