気象庁はさる9月1日、今夏（6～8月）の全国の平均気温が、平年より1・76度高くこれまで最も高かった2010年（平年比プラス1・08度）を大きく上回り、1898年の統計開始以来最高だったと発表した。最高気温の記録を更新したのは、全国915地点中128地点（タイ記録を含む）に上ったという。気象庁によると、地球温暖化に加え、日本近海の海面水温が高かったことや、7月に本州付近への太平洋高気圧の張り出しが記録的に強まっていたことなどが要因としている。今夏の特徴は、「40度を超えた地点が多かったわけではなく、猛暑日日数が多く、暑い時期が長く続いている」とし、世界的にも記録的な高温になり、7月は観測史上最も暑い月となった。9月に入り、残暑厳しい日々となっているが、今週から涼風を受けながら秋の気配を感じている。(写真は9月8日、長崎港を出港するクルーズ船Zhao Shang Yi Dun)
