2021年11月2日(火)「出島メッセ長崎など開業」!

長崎市尾上町のJR長崎駅西側にMICE(コンベンション)施設「出島メッセ長崎」が完成し、11月1日同会場において来賓・行政・議会関係者ら約470人が出席する中「出島メッセ長崎・ヒルトン長崎・長崎放送合同開業記念式典」が執り行われた。祈念式典では、田上市長より「新たな物語の始まりとし、人口減少時代に長崎に賑わいと活力を与える場所となるようにしたい」、ヒルトン長崎の松藤社長より「日本、世界に長崎の素晴らしさが発信されることを確信している」、長崎放送の東社長より「まちづくりに参画することは、地域貢献の集大成」とそれぞれ挨拶があった。開業するこの場所は、歴史と文化、そして平和の街長崎に、これまでの観光としての来訪に加えて、新たな人の交流を生み出す拠点となる事が期待される。式典のアトラクションでは、長崎検番の祝舞(長崎ぶらぶら節など)や雲仙市の瑞宝太鼓の披露もあった。終了後、長崎駅西口駅前広場で近隣施設の関係者も集い、田上市長が「まちびらき」を宣言した。

「出島メッセ長崎」は、県内最大のイベント・展示ホール(約3,800㎡)やコンベンションホール(約2,700㎡)を備え、交流人口拡大による経済活性化に期待がかかり、建設主体の特別目的会社「ながさきMICE」が運営する。同施設の概要は、地上4階、地下1階、駐車場棟を含めた延べ床面積は約3万3.500㎡、イベント・展示ホール大小24の会議室からなっている。2分割が可能な約3,800㎡のイベント・展示ホールは、天井高約12m、床荷重5t/㎡を確保し、長崎初の本格的な展示ホールとなっている。北側にホワイエを配置し独立性を確保し、展示会やイベント等様々な利用形態に柔軟に対応できる。南側の荷捌きヤードからは大型車が直接乗り入れることが可能で、大掛かりな造作物もスムーズに設置・撤去できる。また、4分割が可能な約2,700㎡で平土間型のコンベンションホールは、天井高約10メートルを確保し、シアター、スクール、円卓等フレキシブルな利用形態により、様々な講演会、大会、レセプション等を開催することができる。

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