令和3年安全功労者内閣総理大臣表彰並びに総務大臣表彰伝達式は、8月18日県庁舎特別応接室において日頃の防災への取り組みが高く評価され、中村県知事から福田本町婦人防火クラブ(桑田峰代会長)へ内閣総理大臣表彰が、西山台婦人防火クラブ(北岡福子会長)へ総務大臣表彰が授与され、伝達式終了後、田上市長へ表敬訪問が行われた。この大臣表彰は、毎年7月1日を「国民安全の日」とし、「国民の一人ひとりがその生活のあらゆる面において、施設や行動の安全について反省を加え、その安全確保に留意し、これを習慣化する機運を高め、産業災害、交通事故、火災等国民の日常生活を脅かす災害の発生の防止を図る」趣旨に基づき行われている。この内閣総理大臣表彰(消防関係)は、個人の部では3人へ、団体の部は福田本町婦人防火クラブ含めて3団体に授与されている。長崎県内では、これまで9団体が安全功労者内閣総理大臣表彰を受けている。
福田本町婦人防火クラブは、昭和40年10月火災予防の推進と防火思想の普及啓発を目的に結成以来、住宅防火対策の重要性を認識し、消火器や住宅用火災警報器の普及、消防団や自治会と連携して消火器の取扱い訓練などを実施、初期消火技術の向上を図り、地域の火災予防に積極的に取り組んでいる。また、消防出初式等各種行事にも積極的に参加、AEDの使用方法を含めた救急講習会等への定期的に参加するなど防火意識の高揚に尽力していることが評価された。西山台婦人防火クラブも同様に、夜警への参加などを通し広く火災予防を呼びかけていることなど受賞の対象となった。受章を受け両婦人防火クラブ会長は、「地域の輪が大事、活動は地道であり、目立ったことはできないが、火を出さないよう努力したい。コロナ過で活動が取り止めになったり、縮小されたりしている。今回の受賞が地域の皆さんに明るい気持ちとやる気を取り戻させてくれると期待している」と述べた。 この表彰はクラブ・地域にとって「名誉、誇り、明るい話題」であり、これを機に更に地域の繋がり、活性化を期待する。