長崎市では、平成15年7月1日に長崎市で起こった男児誘拐殺人事件などの子どもが犠牲になる事件をきっかけとして、平成17年6月から子どもの安全・安心のため、「小学校区子どもを守るネットワーク」を全小学校区で立上げ活動を行なっている。福田小学校区子どもを守るネットワークでは、「地域の子どもは地域で守る」という趣旨のもと、毎月1回定期的にパトロールを行い、子どもたちと地域の大人たちとの交流も図っている。例年7月の強調月間に合わせ、各地区内(大浜、小浦、本町、小江)の危険箇所の確認、通学路の点検・確認、安全な街づくりの意識向上・啓発等を目的に、学校関係者・育友会、自治会・育成協、老人会、少年補導委員・民生委員らのメンバーが参加してパトロール」を行っているが、今年は新型コロナウイルスの感染症拡大防止のため中止となった。また、男児誘拐殺人事件の慰霊と事件を風化させないため、事件現場付近に献花台が設置されていたが、地域コミュニティを支える仕組みづくりが進み、この事件を風化させることはないと判断し、今年度で終了することになった。