長崎県・長崎市・長崎歴史博物館は、4月23日14時から長崎歴史博物館1階ホールにて来賓・関係者らが出席して「長崎開港450周年記念展~ふたつの開港~の開会式」を執り行った。開会式で田上市長より「一つ目の開港と二つ目の開港がつながって、特別な歩みの中で長崎の歴史が生まれ、興味深い展示になる」と挨拶があり、その後、テープカットが行われた。長崎にとって大きな転機となった“1571年の開港”“幕末1857年“の開港までの歴史をたどる記念展が、同館で4月23日から6月6日まで開かれる。長崎の町は1571年(元亀2年)、ポルトガルとの貿易のため港が開かれてから今年で450年。西洋との繋がりの中で、日本におけるキリシタンの中心地として南蛮文化が開花し、一漁村から貿易都市へと発展、中国・東南アジアから来航する唐船やオランダ船から世界のさまざまな文物がもたらされ、外交・貿易の重要な拠点として発展してきた。この機会に長崎の歴史を振り返って見ては如何ですか。(写真はパンフレットより川原慶賀筆、長崎港図、1826年)