長崎市議会市民クラブは、10月16日(火)から18日(木)の2泊3日の行程で三重県伊勢市・熊野市の市役所を訪問し「おもてなし推進事業」「世界遺産登録までの経緯及び登録後の観光に活かす取り組み」等の行政視察(現地調査)を行い、今回のメインである世界遺産・熊野古道を含めて、地域の伝統・歴史、名物・観光名所など現地を訪問し、自分の口で聞いて、目で見て、耳で聞きながら見聞を広めて来ました。また、伊勢神宮のおひざ元では、明治以来130年余の建築物である伊勢名物「赤福」本店で赤福を食し、夕食には新鮮な海鮮料理で秋の味覚を堪能しました。
今回の現地視察は、3日間とも小雨模様に遭遇、熊灘(太平洋)の海はやや荒れ気味で、緑豊かな山谷には濃霧が発生しており、天候には少し恵まれなかったが、皇祖天照大御神が祭られている伊勢神宮の参拝、世界遺産登録「紀伊山地の霊場と参詣道」の一つである、熊野那智山と熊野古道を観察出来たことは非常に意義深いものであった。熊野那智山は、古代から大和、出雲と共に栄えた地であり今にして未知の世界とのこと、古代山岳信仰から始まり神々が住まえる地として熊野那智大社が祭られています。付近には、国指定名勝の那智の滝(直下133m)があり、この滝の水は長生の霊水として尊ばれているそうで、何百年の時を超え神秘性を備えた地として、那智詣でが永く続いています。