昨年11月の米大統領選で勝利した民主党のジョー・バイデン氏が1月20日、連邦議会議事堂で宣誓し第46代大統領に就任、副大統領には同党のカマラ・ハリス氏が女性として初めて就任し、米国新時代のスタートを切った。新型コロナウイルスの対応や目先の利益を追求した“米国第一主義“、国内の政治的分断、国民の分断化、外交の同盟関係の修復など期待される。米国の政治課題は、新型コロナの対応、景気低迷、気候変動、人種問題の4分野で課題に直面しているとし、バイデン氏は「これらの課題を克服し、米国の魂をよみがえらせ、未来を確保するには言葉以上のものが必要だ。それは民主主義の中で最も難しいもの、すなわち団結だ」と述べている。新型コロナのパンデミック(世界的流行)を食い止め、経済回復に向けての主導的役割に期待する。