長崎市は1月7日県の特別警戒警報を受けて、現在の感染状況を「非常事態」として、市民に対し不要不急の外出を控え人との接触を極力減らすこと、事業者には在宅勤務を行うなどこれまで以上の感染防止対策を求めるなどの「長崎市非常事態行動」を呼び掛けた。市内では病院、高齢者関連施設、飲食店の3ヵ所でクラスター(感染者集団)が発生し、感染経路が分からないケースも増え、長崎医療圏4病院長は「医療崩壊が始まっている」として医療の非常事態を訴える緊急声明を出した。このまま感染拡大が続くと、救急の受入や命に関わる手術・治療も出来なくなると危機的状況を訴えた。稲佐山山頂電波塔も日没から午後10時まで赤色にライトアップして啓発している。市非常事態行動の要請期間は、県の要請に合わせ1月17日まで。
また、政府は7日東京、埼玉、千葉、神奈川の1都3県に新型コロナ特別措置法に基づき「緊急事態宣言」をした。その概要は、飲食店に午後8時までの営業時間短縮を要請、時短に応じた場合に支払う1日当たりの協力金の上限を現行4万円から6万円に引き上げ、テレワークによる出勤7割減を目指す、午後8時以降の外出自粛を要請、イベント開催の要件厳格化など、期間は1月8日から2月7日まで。県内は強い寒気の影響で、昨夜から雪に見舞われ自宅ベランダの積雪は午前8時の時点で数センチ、8日夜から9日午前中にかけて、特に寒気が強まると予報されている。止むを得ず外出する際は、十分注意して行動する必要がある。