中国湖北省武漢市で発症した「新型コロナウイルス」は、中国を中心に感染拡大し、世界保健機関(WHO)は3月11日「パンデミック(世界的大流行)」との判断を示した。4月16日には、「緊急事態宣言」が全国都道府県に発令され、不要不急の外出自粛、事業者への休業要請、施設の使用停止、学校の休校など感染拡大の防止・抑制策が打ち出され、5月27日「緊急事態宣言」が全国的に解除された。このような状況のなか、2020年東京オリンピック、被爆75周年長崎平和マラソン、長崎ペーロン選手権大会、長崎くんち、地域の行事・イベントなど、中止・延期・縮小を余儀なくされた。コロナの影響を受けて、全国的に様々な産業分野の経済活動も大幅に激減し、行政関係では売上が大幅に低下し、経済的にも大きな打撃を受けた。
新型コロナの影響は、長崎市も例外ではなく様々なコロナ関連の対策・対応を行ったが、12月に入りクラスターの発生や感染拡大、感染防止対策など、不要不急の自粛、飲食を伴う会食を控えるなど、静かな年末年始になる。新型コロナの収束は先行き見通しが付かず、これからも「新しい生活様式」の実践を行い、感染のリスクを低くするため、飛沫と接触感染の対策が重要となる。基本的には、マスクの着用、こまめな手洗い、3蜜(密閉。密集・密接)の回避など、新型コロナウイルス感染防止策をとって行動しよう。今年は「コロナで始まり、コロナで終わる」1年となった。