2020年6月20日(土)「都道府県をまたぐ移動全面解除」!

新型コロナウイルス感染症拡大を受けて、4月16日に「緊急事態宣言」が全国都道府県に発令され、各地方自治体では不要不急の外出自粛、事業者への休業要請、施設の使用停止、学校の休校など感染拡大の防止・抑制策が打ち出された。5月27日に「緊急事態宣言」が全国的に解除され、経済活動では全国で自粛が続いていた観光や大規模イベントの開催など、約3週間ごとに感染状況を確認して、制限の緩和を進め、感染防止策の徹底を前提として、8月1日を目途に全面再開するとしている。このような中、政府は新型コロナウイルス感染拡大を防ぐため、都道府県をまたぐ移動の自粛要請を6月19日から全面的に解除、イベントの人数上限も千人に緩和し、プロスポーツは無観客で認め、プロ野球が昨日(19日)開幕した。地域イベントも一律の人数制限をなくし、参加人数を管理した上で開催できるようになった。

しかしながら、都道府県をまたぐ移動が自由になったとはいえ、一部の地域では突発的に新型コロナ感染が再燃する恐れもあり、当面は感染予防の徹底を図り、第2波・第3波に備えて行動する必要がある。長崎県内では、雇用と経済を支える観光関連産業の大幅な売り上げ減を回復するため、6月1日から県民を対象に県内宿泊キャンペーンを、6月19日から県外在住者の誘客キャンペーンを実施しており、これから多くの人が県内に訪れる人が多くなると予想される。感染症の専門家は。「ウイルスは必ず潜んでいると考えたがよいと警鐘を鳴らし、当面は経済活動と感染予防の両立を手探りで進める必要がある」と呼びかけている。新型コロナが終息したわけではなく、今後は「新しい生活様式」の実践を行い、感染のリスクを低くするため、飛沫と接触感染の対策が重要で、基本的にマスクの着用、こまめな手洗い、3蜜(密閉。密集・密接)とならない工夫が求められる。夏を迎える中、マスク着用は熱中所も懸念されるが、水分補給や屋外で人との距離が保てる場合は外すなど留意しよう。

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