令和2年第3回長崎市議会定例会は、6月5日から6月17日までの日程で開催されている。一般会計補正予算総額約32億円1,618万円のうち、緊急を要する助成やプレミアム商品券の発行など、型コロナウイルス感染症の緊急経済対策事業費約5億637万円を6月5日に先行可決し、昨日(15日)は補正予算(第7号)約27億981万円を全秋一致で可決した。主な補正予算(第7号)は、学校のICT化や必修となったプログラミング教育に対応するため、ICT化支援員及びGIGAスクールサポーターを配置するICT支援費2,219万8千円。学校の全児童生徒へ1人1台学習者用コンピュータの整備費8億2,926万7千円。校内ネットワーク環境整備費や、学習者用コンピュータを保管するための充電保管庫を購入する情報通信ネットワーク環境整備7億600万円が、それぞれ小中学校の整備費とするなど、特別会計1億8,641万円、公営企業会計(水道事業)1,013万9千円が可決された。
条例改正案は、国歌公務委員の特殊勤務手当の特例に準じて、新型コロナウイルス感染症に対処した職員に係る特例の「特殊勤務手当を支給する条例の一部改正」、新型コロナウイルス感染症及びそのまん延防止のための措置が納税者等に及ぼす影響の緩和を図るための特例措置など「市税条例等の一部改正」、長崎駅西口自動車整理場の管理について利用料金制による指定管理者制度を導入する条例の一部改正など。工事の請負契約の一部変更について(重要文化財旧グラバー住宅保存修理工事)、財産の取得について(消防ポンプ自動車)など、人事2件、予算6件、条例11件、その他9件、報告10件が可決・同意された。なお、昨日(15日)の本会議で上程された条例案1件及び予算案1件(ひとり親世帯臨時特別給付金給付事業費約6億円)については、6月17日に議決予定となっている。一般質問は、6月16日・17日の2日間で6会派6人が登壇することになっている。