福田地区自治会連合会(川原勇会長)・福田バイパス建設促進期成会(井上重久会長)は、2月22日(金)19時から福田地区公民館において福田地区関係団体(13団体)の役員・各地域の自治会役員らが参加して「平成30年度福田バイパス建設促進期成会総会」を開催し、昨年取り組んだ署名簿を長崎県土木部に提出した。バイパス建設促進期成会は、平成17年8月26日発足して13年経過するなか、福田バイパス建設を含む国道202号の交通環境の改善に向けて、今日まで署名活動を行いながら、長崎県や長崎市に対して陳情・要請活動などを行って来た。平成23年8月26日には、市長や関係団体代表者が構成する「一般国道202号(福田バイパス)道路整備促進協議会」を立ち上げ、国土交通省・九州地方整備局などに要望活動を行なっている。
期成会総会では、私井上より「これまでの要望活動を通じ、道路拡幅工事・バスベイの設置、交差点の改良など行われ危険要因が改善されている。現在、小浦船津公園前交差点から福田郵便局前交差点の約770mの区間において、歩道整備が進められ用地取得及び改良工事が行われ形として見えて来た。交通環境の抜本的対策となる福田バイパスの早期事業化に向けた取り組みを継続していきたい」との挨拶を行った。その後、長崎県長崎振興局建設部道路維持課長の挨拶を受け、一般国道202号の現状と今後の整備予定に係る概要説明や、長崎市土木部土木企画課長より県と連携を図り予算確保に努めて行きたいとの挨拶があった。
既成会総会の主な概要は、現在、小浦船津公園前交差点から福田郵便局前交差点の約770m(福田工区)の区間において歩道整備・道路拡幅改良工事が行われている。用地取得は約7割となり山側の用地取得に時間がかかっている。海側を先行して工事を進めたいが、漁協との協議が長引いているので長崎市・地域の皆様の協力を願う。パチンコ跡地前(中浦バス停)のバスベイ新設は、地権者と交渉を行っているが、優先順位としては福田工区完成後、福田交番から中浦バス停までの歩道整備を進めたいとの見解があった。バイパス建設における県の見解は、整備に多額の費用がかかるとし「費用対効果」の面や、通過交通量が少ないとの調査結果を踏まえ、長期的課題であると示されているが、「人命を守る」「交通車両事故、自然災害時における代替輸送路の機能を果たす役割」など整備は必要不可欠であり、早期事業化の予算確保、調査費の計上などの意見要望があった。