市民クラブ政策要求に対する回答を掲載する。要求:観光資源を更に磨き、長崎市版DMOの取り組みについて期を逃すことなく、具体的な取り組みで交流人口の拡大に努めること。回答:観光資源の磨き上げとして、「明治日本の産業革命遺 産」及び「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の保存・活用と併せ、夜間景観の さらなる魅力向上などに力を注いでいる。DMO(観光地域づくり法人)は、市内事業者と連携し、既存コンテンツの磨き上げを図るとともに、コロナ禍での安全・安心対策を織り込みつつ、郊外の自然環境を活用したアウトドアの体験型コンテンツの造成や、滞在時間・観光消費の拡大に向けた朝型観光について積極的に進めている。令和5年度は、ナイトタイムエコノミーを意識した付加価値の高いコンテンツとして「朝たび・夜たび」の充実を図り、さらに観光トレンドの変化を踏まえたサステナブルツーリズムの推進を図る。
また、令和5年度は新たにトップとして配置されるCOO(最高執行責任者)のもと、ウィズコロナにおいて、官民一体となった安全安心の滞在環境づくりに引き続き取り組むとともに、観光ブランドの訴求・浸透の取組みと、国内観光客と併せ、令和4年 10 月 11 日から制限解除となったインバウンドの受入れも、関係機関と連携しながら誘客プ ロモーションを実施していく。さらに、令和5年度から導入する宿泊税 については、宿泊者への還元策として、DMOにおける情報提供や観光案内所におけるサ ービスの向上など受入環境整備や、観光コンテンツの充実といった観光資源の磨き上げを図るなど、宿泊客の満足度向上に向け取り組むとの回答があっている。令和5年度観光関連の予算案は、シーボルト来日200周年記念事業費2,016万3千円、世界遺産保存整備事業費3,550万円、観光地域づくり推進費2億9,392万6千円、観光施設整備事業費(ペーロン体験施設)1億8,000万円など。