長崎市は、1571年のポルトガル船の入港以来、海外貿易が始まり異国との交流で発展してきた街で、海外へ開かれた唯一の窓口として出島があり、異国情緒な史跡や観光名所に恵まれている。2019長崎ランタンフェスティバルは、2月5 日(火)から2月19日(火)の15日間、新地中華街、中央公園、唐人屋敷、興福寺、孔子廟などの長崎市内中心部の会場で行われる。このイベントは、長崎新地中華街の人たちが、中国の旧正月(春節)を祝う行事として始めたもので、平成6年から「長崎ランタンフェスティバル」として規模を拡大し、今年で26回目の長崎の冬を彩る風物詩となっている。メイン会場の湊公園では、昨日(5日)17時30分から春節礼祭・点灯式が行われ、18時に市中心部に飾られた約1万5千個のランタン〈中国提灯〉やオブジェに、一斉に明りが灯った。
市内中心部にも、ホテルや企業の玄関前、湊公園付近のメイン会場・新地中華街などには、ランタン(中国提灯)・オブジェも飾られている。銅座川一帯には、桃色のランタンが幻想的な雰囲気を創りだし、中島川公園会場(眼鏡橋付近)では黄色いランタンが川面に映り、市内中心部では赤色のランタンの灯りが楽しめる。各会場周辺では「赤・桃・黄色のランタン」及び中国の神様や12支などをテーマにしたオブジェも鑑賞できる。各会場等では、龍踊り・中国雑技、中国獅子舞・二胡演奏等が披露され、2月9日・16日には皇帝パレード、10日・17日には「媽祖行列(まそぎょうれつ)」が再現される。実行委員会は19日までの期間中、SNSでの情報発信を図り100万人の集客を目指している。お出かけの際は、各会場に立ち寄ってご覧下さい。