民進党と希望の党が合流する新党「国民民主党」は、5月7日東京都内において両党から62人(衆院39人、参院23人)が参加して「国民民主党設立大会」を開催、国民民主党が結成された。新党設立大会では、民進の大塚耕平、希望の玉木雄一郎の両代表が共同代表に就任。両代表は「昨年の総選挙で民進が分裂し野党が不自然な状況になった。野党が大きな塊となって与党と対峙(たいじ)できる状況をつくらないといけない。安倍政権の問題が深刻化している、隠蔽・改ざん問題など民主主義の危機といっていい状況だ。国民の生活を向上させて民主主義を守るのが、新党の使命だと確信している。野党再編に向けた第一歩」と訴えた。幹事長には古川元久氏、総務会長に平野博文氏、政務調査会長に足立信也氏、国会対策委員長に泉健太氏らを充てる人事も決定した。
私たちは、「自由」「共生」「未来への投資」を基本理念とし、「公平・公正・透明なルールのもと、多様な価値観や生き方、人権が尊重される自由な社会」「誰もが排除されることなく、互いに認めあえる共生社会」「未来を生きる次世代への責任を果たす社会」を理想とする。この理念の下、穏健保守からリベラルまでを包摂する国民が主役の改革中道政党を創る。私たちは、民主主義を守り、現在と未来の課題を着実に解決し、国民全世代の生活を向上させ、国を守り、国際社会の平和と繁栄に貢献するとし、国民民主党の基本理念としている。結党宣言では、生活者の立場と熟議の民主主義を重んじる勢力の中心となる強い決意の下、自分たちの信じる理念とビジョンを示し、新たな政権を担う核となる「国民民主党」の結党を宣言した。