三菱重工労組長崎造船支部(酒井隆執行委員長)は、12月7日「三菱重工労組長船支部結成51周年記念」を迎え、昼休み一斉職場集会を開催した。長船支部は、昭和40年12月7日、2007名の勇気ある決断により左翼的労働運動から決別し、真面目に働く者が報われる民主的労働運動の道を歩む、新生長船支部が結成された。組合結成後、「組合員の生活向上と、生活基盤である事業所の発展」を第一義に、他に類を見ない先進的な活動を展開している。結成から51年の間には、造船の好景気が続くなかで香焼工場が建設されたが、その後、造船不況の影響を受けて所内再配置、名古屋地区への転任など幾多の苦悩があり、全組合員の英知と行動力で困難な時を乗り越えて来た。(写真は昨年の50周年記念式典より)
出身労組の51年の歴史は、こん日まで健全な労使関係の構築、友愛会活動等を通じた職場活動の展開、明るく住み良い地域社会づくりを目指す地域組織活動、長船OB会活動、さらには関連・パートナー企業皆さんとの連携など、組織内・外の多くの方々のご理解・ご協力により築かれてきた。長船支部を取り巻く環境は、会社組織の大幅な変更や新会社設立、従業員の大幅な減少など大きく変わっている。平成29年10月には、MHPS労働組合の設立に伴い、三菱重工グループ労働組合連合会を設立し、各種取り組みが展開される。この節目を機に、活動の足跡を振り返りながら長船支部の伝統と歴史を継承し、民主的労働運動を次世代に繋いでもらいたい。
また、昨日(12月7日)は、サンプリエールにおいて歴代組合役員・生活相談室議員OB、現役役員・議員ら65名が出席して「長船支部結成51周年記念懇親会」を開催した。開会冒頭、酒井執行委員長より「今年1年明るい話題は、MHPSマラソン部が九州実業団毎日駅伝で初優勝を果たしたこと。寂しいことは三菱重工野球部が優勝を目指すチームつくりのため横浜と統合になること。長崎造船所は5つの事業会社として運営され、タービン工場、特機部門の再編の準備が進められているが、組合は一体感を持って活動を進めていく」との挨拶があった。会場では、共に民主的労働運動や明るい地域社会づくりなど推進してきた、諸先輩らと旧交を温め、親睦と交流を深めた。