民進党長崎総支部連合会(高木義明代表)は、10月23日(日)から来年3月12日(日)にかけて毎月1回のペースで、人材(候補者)の発掘と養成を目的に「政治アカデミー2016」を開校した。政治アカデミー開校にあたり、民進党「蓮舫代表」が長崎に入り、13時30分から鉄橋において街頭演説を行った。街頭演説で蓮舫代表は、「人への投資」について、未婚の若年層が増えている問題を掲げ、「安定した仕事に就けず、お金もない。若い人が結婚も出来ない時代」と指摘し、先の参院選ではこうした状況を考慮して、給付型奨学金の創設を訴え、「政府は来年度予算編成から給付型の奨学金を作ると判断した」、提案の中身がよく、国民が支援してくれれば政治は動くと述べた。批判より提案に重きを置く考えを示し、「人にお返しをする政治をしていく」と訴えた。
また、14時40分からホテルニュータンダにおいて「新時代の民進党をつくる!」をテーマに政治アカデミーの公開講座が行われた。公開講座では、人口減少が最大の課題とし、人口を増やすには「人への投資が、未来をつくる」、予算編成は膠着状態にあり、お金の使い道を変える必要がある。再分配の予算編成にあたって、行政改革に一歩踏み出した。野党の役割として、予算や国政の動きをチェックし、指摘や提案をする必要があると述べた。安倍首相が掲げる「女性の活躍」「地方創生」は、中央のバラマキで終わっていると指摘し、おかしいと思った時に税金をどう投入するかが大事である。質疑のなかで、民進党は何を訴えていくのか?教育と雇用については?などの質問に対し、「次世代への投資」、「選ばれる政党、政権を担える政党」を構築していくと、歯切れのよい言葉で民進党の見解を示した。