2015年11月21日(土)公式訪問団「上海市」を視察(その1)!

2015.11.12 上海事務所①視察4日目(11月12日)5時起床、6時50分上海市へ移動のためホテルを出発、8時前後に福州長楽国際空港に到着、10時50分発の上海虹橋国際空港に向けて飛び立つ。空港から上海市の昼食会場へ移動、タイミングよく12時に到着した。福州市出発時も雨だったが、上海市も雨模様の天気であった。その昼食会場のビルに長崎県上海事務所が入居していた。1階にはローソンも店舗を出し、その隣には日本の海鮮料理店も営業を行っていた。13時に長崎県上海事務所を訪問、上海事務所は平成3年長崎県が事務所を開設、県内企業の中国進出支援やPR、航空路線の維持拡大、友好交流支援等を行っている。

2015.11.12 県上海事務所スタッフは、日本人2名(県、18銀行)、中国人3名、顧問2名に体制で運営し、最近は長崎鮮魚の輸出拡大対応やクルーズ誘致対応などもサポートしている。最近の中国の動きは、日本と変わらず高齢化社会や労働力人口が減少し、一人っ子政策が緩和されている。また、インターネットショッピングにおける購買力は、11月11日の一日間で870億元(1.7兆円)の売り上げがあり、75秒で1億円のネット販売が行われている。人口は現在約13.8億人、ピーク時は2025年に約14.1億人まで増えると予測されているとの説明を受け、スケールの大きさに圧倒された。

2015.11.12 長崎市魚市アンテナショップ上海事務所視察後、長崎魚市アンテナショップを訪問。アンテナショップは、長崎魚市株式会社が平成20年に「上海東方国際水産中心」内に開設したもので、新長崎漁港で水揚げされた鮮魚を長崎・上海間の空路を利用して上海・北京をはじめ32都市約550社に輸出されている。“長崎鮮魚”は、平成17年輸出が開始され、当初は3トンで500万円程度であったが、平成18年は22トン4,200万円、平成26年160トン(7.2倍)4,880万円(11.6倍)となっており、長崎産生魚マグロは当初の1.4トンから平成26年度は48.5トンとなっている。平成27年度の予測は、輸出数量210トン、金額7,500万円を見込んでいると、上海大菱食品有限公司の代表から説明を受けた。今後の課題は、長崎・上海間の運航便の増や運ぶスペースの拡大、飛行機の大型化が必要で、“長崎鮮魚”は好評を得ていると述べられた。

2015.11.12 上海市(豫園)アンテナショップ視察後、南京路を散策しながら上海市の観光地「豫園」を訪問、「豫園」の中は17時30分を過ぎており観る事が出来ず、雨に打たれながら土産品店を見て回った。豫園周辺は、古き建築物にライトアップやイルミネーションが飾られ、観光客も多数訪れ大いに賑わっていた。5年前の公式訪問の時、一度豫園を訪れていたが、時間をかけてゆっくりと見学したいと思った。約1時間程度「豫園に滞在し、19時30からの夕食会となった。ようやく中国料理にも慣れ、出てくる料理を美味しく食し、冷えたビールを飲み干し、上海の雨の夜を観賞した。ホテル帰着は21時30分頃、翌日の帰国準備を整え、ホテルの同僚の部屋で一杯飲みながら床についた。

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