2015年9月8日(火)「世界文化遺産登録後」の取り組みは?

2015.9.7 一般質問(15回目の登壇)①長崎市議会定例会(9月議会)において、私の一般質問が終わりましたのでその概要を掲載します。議員になって今回で15回目の登壇となりました。あと残り時間15分ぐらいの時から、取りまとめた意見要望を話さなければと思いつつ、質問や意見などをカットしましたが、意見・要望は半分程度しか反映できずまたまた反省が残りました。先ずは、世界文化遺産登録後の取り組みについて、質問:(1)登録決定後の観光客については増加していると思うがその状況は?回答:世界文化遺産登録になった各資産の平成27年7月と8月の2ヵ月の集客状況は、端島、グラバー園、旧木型場の3施設合計は25万2,125人で昨年と比べ約1.5倍の増となっている。世界文化遺産の登録に伴い、見学の方法を変更した旧木型場(三菱資料館)の来場者数は、期間中で6,216人、昨年同期は3,007人で約2.1倍の増加となっている。また、その他の資産のうち、小菅修船場跡、高島の北渓井抗跡は増加しているが、多くの方が来訪している状況にはない。今後も、現在の観光客の増加を捉え、一過性に終わらすことなく継続して観光客が訪れるよう努める。
2015.9.7 一般質問(自席からの再質問)①次に、質問:(2)JRのデスティネーションキャンペーンや旅行会社による商品造成をはじめ、さまざまな形で産学官民との協働事業の取り組み状況は?回答:JRグループ6社と県内全ての自治体、地元の観光事業者等が実施するディスティネーションキャンペーン(DC)は、平成28年10月から12月までの期間、長崎県では初めて単独開催が決定しており、産学官民と連携し全国への情報発信、誘客に取り組む。また、地元長崎大学と長崎市が協働して、軍艦島の記録保存を行うため、3Dによるコンピュータグラフィックの映像をインターネット上で公開している。受け入れ態勢の取り組みとして、長崎へ来訪する自動車の円滑な誘導のため、構成資産周辺への道路標識の設置を行っている。そのほか、世界遺産の価値や歴史背景の情報発信、他エリアへの周遊を促す、スマートフォンアプリの開発を行う。地元の交通事業者では、陸から軍艦島を望むことが出来るバスツアーや、船上から産業革命遺産を眺めることが出来るクルージングツアーの造成などの取り組みを行っている。世界遺産を契機として、地元金融機関の定期預金キャンペーン、ビール会社の寄付金付き世界遺産応援デザイン缶ビールの発売など、世界遺産保存支援や情報発信の取り組みが活発化しているとの回答があった。

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