2025年3月4日(火)「観光資源の磨き上げ」!

さる2月25日会派代表質問を行ったのでその概要を掲載する。質問:世界遺産の構成資産(特に端島)の保護・保全の取組み及び観光資源の磨き上げによる観光客の動向は?回答:長崎市内には、「明治日本の産業革命遺産」の8つの構成資産が所在しますが、その一つ端島炭坑は護岸遺構を最優先に、生産施設遺構、居住施設遺構の順に保全する。護岸遺構は、現況調査、設計を経て令和5年度から補強工事が始まり、令和7年度は3期目の工事に着手する。生産設備遺構は、明治期の構造物である第3竪坑捲座跡の整備工事が令和6年度に完了予定であるが、その他の生産遺構は令和6年度から劣化状況の一斉調査に着手し、劣化抑制措置を含む保全の工法を抜本的に見直している。旧グラバー住宅は、平成30年度から令和3年度にかけて保存修理工事、耐震補強工事をおこなうとともに、グラバーの偉業を伝える展示へとリニューアルした。

これら観光資源の磨き上げによって、グラバー園の入園者数は、世界遺産登録がなされた平成27年度には122万1,243人となり、その後はコロナの影響で令和2年度23万9,380人に急減しましたが、令和5年度には72万9,639人まで回復している。端島見学施設は、世界遺産登録の2年後である平成29年度に29万1,665人と過去最高となるも、台風による見学施設の被害やコロナの影響により、令和2年度に5万3,044人に落ち込んだが、令和5年度に17万8,374人まで回復している。また、長崎市全体の観光消費額は、世界遺産登録時の平成27年度に1,368億円となった。コロナの影響で令和2年には611億円に落ち込んだものの、令和5年には1,435億円までか回復している。今後とも、適切な整備を行うとともに、貴重な観光資源として活用していきたいとの答弁があった。

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